FXで外貨分散投資

外貨も分散投資

私も同感です。個人投資家向けのセミナーでは、外国為替にも分散投資の観点が必要とお話ししています。外貨投資をすると決めた途端、一つの通貨をいっぺんに買ってしまう人が多いのですが、日々、日本で暮らしているのですから、必要な手元資金は円で残しておき、余裕資金を投資にまわす方が安全です。投資対象も外貨だけでなく株や債券などがあるので、分散投資を意識してほしいですね。

 

個人の外貨持ち高を考える際、私はもっと現実的な発想があってもいいと思うんですよね。例えばイタリアやフランスのワインが好きならユーロを、オーストラリアのワインが好きなら豪ドルを。一生分のワインを買える分まで持つ。パリで買い物をするのが好きな人なら、当然、ユーロ。ライフスタイルが国際化しているのだから、通貨の持ち方も国際化しようよ!

 

確かに外貨を持つと為替ニュースに敏感になりますよね。ところで、人民元については、どう見ていますか。

 

外貨投資の選択肢として考えておきたい通貨ですね。米国は人民元を切り上げろと強く要求しているのに対し、中国政府は今は国内産業への打撃を恐れて少しずつ人民元の上昇を容認している状況です。今後もゆっくりと人民元高は進むでしょう。実際、最近は上昇ピッチがやや速まっていますから。

 

人民元投資をしたい個人投資家は具体的にどんな商品を買えばいいのかな。

 

人民元預金をしたり人民元の値動きに連動する投資信託を買うことで、人民元という通貨に投資するのがいいと思います。売買はできても、日本での人民元の引き出しや送金はできないということにも注意が必要です。

 

もうひとつ、人民元投資で注意すべきなのは政策リスクです。人民元の大幅な上昇が容認されれば中国国内の輸出産業が打撃を受けて不況になる。金融機関の不良債権問題もクローズアップされるでしょう。今はこういう問題を隠して高い経済成長率を誇っているので、今後はこうしたリスクが顕在
化される可能性がありますね。